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hyperMILL V9.5 の新機能

hyperMILL v9.5 の新機能

hyperMILL v9.5 の新機能

新しい5軸加工機能

  • 5軸等高線仕上げ加工によるアンダーカット加工

工具の届かないアンダーカットエリアに対しても、連続したスパイラルの動きで加工することができるようになりました。ロリポップ(ティアドロップ)工具のサポートも追加されました。自動干渉回避機能が、安全かつシンプルなプログラムを保証します。

  • 切削面指定による5軸加工

hyperMILLの面指定による加工ストラテジーがアップデートされました。5軸面沿いヒール加工と5軸輪郭加工に対して、ユーザーはZ切り込み量とポケットに対するソーティングを定義できるようになりました。切削サーフェイスと回避サーフェイスのコンセプトも、5軸加工に統合されました。スワーフ加工ジョブにおける底面定義の包含で、モデルに対してさらに高精度にチェックできるようになり、かつ、底面と加工面に対して異なるトレランスの設定も可能になりました。

  • 完全に自動化された干渉回避

完全に自動化された干渉回避機能が、一般的な3軸加工のプログラミングと同じように簡単な、同時5軸加工に対するプログラミングを実現します。ユーザーは、チルトカーブといったガイドカーブやその他の追加図形情報を入力する必要はありません。同時5軸加工ジョブの生成で要求されるのは、傾斜軸の優先角度と最大傾斜角度だけです。この情報から、hyperMILL V9.5は自動的に干渉フリーな工具位置と傾斜角を算出します。

  • 干渉回避における動作軸の選択

hyperMILL V9.5には、第4軸・第5軸(回転軸・傾斜軸)のより正確な定義が可能な、新しい5軸加工の能力が含まれています。プログラマーは、切削モデルに関して2つの回転軸をもつ加工機構造に対する干渉回避の優先度を明確にすることができます。
そこでは複数の選択肢が提供されています。
■回転軸だけを使用する (傾斜軸は固定させたまま)
■回転軸は傾斜軸より優先して使用される
■傾斜軸は回転軸より優先して使用される
■傾斜軸のみ使用される (回転軸は厳密にガイドデータに従う)

  • 拡張されたオートマチックインデックス

5軸削り残り部加工と5軸リワーク加工において、より洗練された位置決め加工機能がサポートされました。加工されるべき独立した各エリアが存在する際に、各エリア全体の加工が可能な軸方向が自動的に決定されます。加工されるべき図形エリアが1つの軸方向だけでは実行不可能な場合には、ユーザーは干渉が発生しないように以下のオプションを選択することができます。
■部分的な同時4軸(もしくは5軸)の加工
■自動的な複数エリアへの分割
■分割された各エリアに対する位置決め加工

フィーチャーテクノロジー

  • マクロ

マクロにより、プログラムを今まで以上に簡単かつ早く作成できるようになります。
hyperMILL V9.5の「マクロ」とは、工具と加工手法の間のリンクを意味しています。
マクロは、1つないし複数のジョブステップからなります。それらは、ねじ径や穴のタイプ・深さ・オープンポケットなのか閉ポケットなのか、といったような選択されたフィーチャーの特徴的図形における加工の規則性を含みます。一度加工順序が定義されると、その後それらは選択されたフィーチャー図形に自動的に割り当てられます。マクロの管理は、ジョブリストへ直接統合されます。ユーザーは常に、どのマクロがどのフィーチャーを使用しているか、どのように編集されているのかを明確に知ることができます。複数のマクロが1つのフィーチャーに対して割り当てられていた場合は、ユーザーはマニュアルで、使用したいマクロを選択することができます。類似図形の場合においても、マクロは少しのパラメーター変更だけで新しい要求に適応させることができます。1つのマクロが複数のフィーチャーを使用していた場合には、オリジナルのマクロは、加工サイクルもしくはフィーチャーのどちらかへ適合させます。さらに工具交換では、マクロで定義された加工順序に関連して、自動的に最適化されます

  • マクロデータベース

マクロはデータベースに保存され、いつでも呼び出すことができます。実際のマクロに加え、データベースではイメージファイルと注記を併せて保持することが可能です。これらは、各ジョブステップに説明を付記し、分かり易いワークフローで構造化されることになります。従って、現在のプロジェクト以前に作成されたマクロを利用する時でさえ、マクロの内容は常に理解しやすいものとなります。

  • 自動工具検索

フィーチャーとマクロがリンクされている間に、選択された工具はモデルへの干渉と必要な工具長をチェックさせることができます。必要であれば、より適切な工具が自動的に検索されます。これは例として、深さだけが異なるような、よく似た穴やポケットにおいて、必ずしも異なる工具でマクロを分割する必要がないということです。

その他新機能

  • 自由に定義可能な工具図形形状定義

シミュレーションにおいて、工具ホルダーとヘッドの定義に加え、ユーザーは自由形状の工具を定義できるようになりました。これにより、より実写的にモデル切削のシミュレーションができるようになりました。

  • ワーク指定の等高線粗加工

ワーク指定の3D等高線粗加工における「外側→内側」への切り込みモードが最適化されました。早送りモードも追加されました。

  • 削り残り部加工

3D削り残り部加工において、ブルノーズ工具の使用が可能になりました。シャープエッジや小径の角部おいて、より正確かつ迅速に加工できるようになりました。底面のシャープエッジに隣接するコーナー半径部において、以下のことができるようになりました。
■フラット工具もしくはブルノーズ工具での完全な加工
■容易なプログラミング

  • 工具

ステップドリルやT溝工具のような特殊工具は、複数の参照ポイントによって定義させることができます。これは、多段の工具径における干渉チェックやプログラミングをより容易なものにします。

  • 内部シミュレーション

内部シミュレーションは、hyperMILL V9.5の新機能により、生成されたプログラムをすばやくシンプルに確認できるようになりました。シミュレーション中にXYZの座標値を視認することができ、プログラム全体が別ウィンドウで表示されます。
このシミュレーション機能により、NCプログラムの各行を詳細に渡って確認することが可能になります。NCをブロック毎に直接選択することもでき、もしくは、ユーザーはパス上の各ポイントにおける工具角度や位置といった詳細な情報を確認することができます。この内部シミュレーションにおける表示機能として、各等高線毎の表示(粗加工)、選択されたセクションの工具の前後の隣接付近の表示などが挙げられます。
フィルタリングされたパス表示は、必要であれば工具移動におけるベクトルも併せて表示することができます。

切削・マシンシミュレーション

  • hyperVIEW

シミュレーションソフトであるhyperVIEWの新機能と機能拡張により、hyperMILLで生成されたプログラムの確認作業性が大幅にアップしました。ダイナミック・マシンシミュレーションにより干渉が確認された箇所を、プログラマーは確実に特定することができます。工具は、モデル・加工機構造体・治具に対して干渉チェックすることができます。さらに、加工機構造体同士における干渉はもちろん、加工機とモデル間の干渉もチェックすることができます。hyperMILL V9.5の高機能な干渉制御と回避機能に加えて、hyperVIEWは更なるプロセスの安全性を、とりわけ位置決め加工や同時5軸加工に対して提供するのです。
シミュレーションは、干渉が発生した際に停止させたり、干渉した要素をユーザーが定義した色でハイライトさせたりすることができます。加工機動作と切削動作のシミュレーションは、さらに治具やワーク素材を監視させるような加工タスクにおける詳細な情報も提供しています。


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